ボクシングでも英語学習でも上達する人の目標の立て方とは?

BOXING CLUBとは

こんにちは。BOXING CLUBトレーナーの高須賀です。

「今夏こそダイエットを成功させたい」
「ボクシングでもっと上達したい」
「運動を習慣にしたい」

ジムに入会される方から、このような目標をよく聞きます。

しかし、数か月後には目標を達成する人もいれば、途中で挫折してしまう人もいます。
その違いは何でしょうか。

「才能」や「意志の強さ」だと思われるかもしれません。
もちろん、それらも少しは関係するかもしれませんが、私自身の経験ではもっと大切なものがあります。
それは、目標の立て方です。

私はプロボクサーとして7年間の競技生活を送り、引退後には1年間の海外生活を経て帰国、その後は英語講師として多くの受講生の学習をサポートしてきました。

ボクシングと英語はまったく違う分野ですが、どちらの世界でも目標設定が明確な人ほど成果を出しています。
今回は、私が感じる「成功する人の目標の立て方」の特徴を4つご紹介します。


高須賀 陽(たかすか あきら)

元英語講師・元プロボクサー(B級6回戦/14戦5勝8敗1分)

現役引退後に英語学習を開始し、かねてより興味があった海外での生活を開始、ニュージーランドのホテルの受付やラジオ局で勤務した。帰国後は、大学受験予備校での塾長やエリアマネージャー、ビジネスマン向け英語コーチングスクールでの英語講師など教育業界で5年間の経験を積む。

英語資格はTOEIC( L&R公開テスト) 930点、英検1級、IELTS (Academic )7.0を取得。

前職の英語コーチングスクール勤務時代には、勤務後に会員としてBOXING CLUB梅田に通いながらトレーニングを継続。その後転職し現在は教育業界とプロボクサー時代の経験を活かし、BOXING CLUBのトレーナーとして指導を行っている。

ボクシングと英語学習の両方を経験してきた立場から、「継続」と「成長」をテーマに情報を発信中。


目標が具体的である

目標を達成しやすい人は、「何となく頑張る」という考え方をしません。

例えば、
「ボクシングが上達したい」
「痩せたい」
という目標は悪くありませんが、これだけでは何をすればいいのか分かりません。
一方で、

● 3か月後までに3kg減量する
● 半年後のマスボクシング大会で勝利する

というように、具体的な目標を立てる人は行動しやすくなります。
英語講師時代にも同じことを感じました。

「英語をペラペラに話せるようになりたい」
という漠然とした目標を立てる方よりも、

● 半年後の海外旅行でレストランの注文を英語でできるようになる
● 次回のTOEICで800点を取る

という具体的な目標を持っている方の方が、継続できるケースが多かった印象です。
英語が「ペラペラ」といっても、人によってイメージは違います。

海外でコーヒーを注文できるレベルなのか。
仕事の会議で自分の意見を英語で発言できるレベルなのか。

そこを具体的に落とし込む必要があります。
実は、これは「SMARTゴール」という目標設定の考え方にも通じています。
SMARTとは、

● S:Specific(具体的)
● M:Measurable(測定可能)
● A:Achievable(達成可能)
● R:Relevant(目的に合っている)
● T:Time-bound(期限がある)

という5つの要素の頭文字です。

たとえば

S(具体的)

● ディフェンス技術を向上させる

M(測定可能)

● 1ラウンドのマスボクシングで、クリーンヒットを2~3発以内に抑える

A(達成可能)

● 現在のレベルから見て、週2~3回の練習で達成可能である
(※高すぎない目標設定が重要)

R(目的との関連性)

● 次回のスパーリング大会で良いパフォーマンスを発揮するため

T(期限)

● 3か月以内(次回のスパーリング大会直前)

まとめると

「次回のスパーリング大会で良いパフォーマンスを発揮するために、3か月以内にディフェンス技術を向上させ、1ラウンドのマスボクシングで受けるクリーンヒットを2〜3発以内に抑えることを目標とする。そのために週2〜3回の練習を継続する。」

という感じです。

目標は具体的で、測定できて、期限があるほど達成しやすくなると言われています。
一度SMARTゴールを使って目標を立ててみることをお勧めします。


大きな目標を小さな行動に分けている

目標を達成しやすい人は、大きな目標をそのままにしません。
必ず「小さな行動」まで分解しています。

例えば、
「半年後のマスボクシング大会で勝利する」
という目標なら、

● 週3回ジムへ通う
● ジムに行った日は必ずマスボクシングを行う
● 今月はストレート系のパンチを重点的に練習する
● 3ヶ月前までには打ち終わりのディフェンスやフットワークを強化する
● 試合前は実践のマスボクシングのラウンド数を増やす

というように長期的な目標を、中期、短期的な目標や行動へと細かく分解していきます。

小さな目標を一つずつ達成していくことが、最終的には大きな成長につながるのです。


目標を「見える化」している

目標を達成しやすい人は、頭の中だけで目標を管理していません。

紙に書いたり、スマートフォンのメモに残したりして、いつでも見返せる状態にしています。

これは英語講師時代にも多くの受講生へおすすめしていた方法です。
たとえば、

【今月の目標】
● 体重を3kg減らす
【今週の目標】
● サンドバッグを40ラウンド行う
● 週2回ジムへ行き、1時間以上運動
● 1週間で1Kg減らす

【今日やること】
● サンドバッグ✖️5ラウンド(週10ラウンド→1ヶ月40ラウンド)
● 練習前と練習後の体重を記録する

このようにメモに書き出すだけでも、

「今日は何をすればいいのか」が明確になります。
人は意外と忘れる生き物です。

仕事のことや家庭のことなど、日々やることがたくさんあるため、ボクシングでの目標ややるべきことも後回しになりがちです。

だからこそ、目標を目に見える形にして何度も目に触れさせ忘れないようにすることが大切です。

英語講師時代、受講生にはTodoのメモや覚えたい単語やフレーズを書いたものをスマートフォンのロック画面に設定することもおすすめしていました。

私も最近は海外の人向けに、オリジナルボクシング指導フレーズを作り、スマホのロック画面に設定しています。
何度もフレーズに触れることで自然と覚えていきます。


目標に向けて日々の行動を記録している

目標を達成する人は、行動を記録しています。

難しい日誌をつける必要はありません。
例えば、

● ジムへ行った日
● シャドーボクシング3ラウンド
● 体重65.8kg
● 今日はジャブを意識できた

これくらいのメモでも十分です。
記録を見返すと、

「思ったより頑張れている」
「先月よりフォームが良くなっている」

と、自分の成長に気付くことができます。
逆に何も記録していないと、「全然成長していない気がする」と感じやすくなります。

英語学習でも、勉強時間や覚えた単語数を記録していた方ほどモチベーションを維持できていました。

ボクシングでも同じだと感じています。

また、メモやノートだけでなく、InstagramやXなどのSNSで記録を発信するのもおすすめです。
他の人から見える形で記録することで、適度な緊張感が生まれ、継続しやすくなります。


目標通りに行かなくても、 ゼロにしないことが大切

最後に、一番大切だと思うことです。

目標を達成する人は、たとえ途中で行動がずれてしまってもいちいち落ちこみません。
「今日は忙しくてジムへ行けなかった」
そんな日もあります。

でも、
「今日は家でストレッチだけやろう」
「公園でシャドーボクシングを1ラウンドだけやろう」
と考えられる人は、結果的に続けることができます。

私自身、英語学習に集中して取り組んでいた頃、忙しくて思うように勉強できない日もありました。
それでも続けることができたのは、「完璧な一日」を目指すのではなく、「今日も少しだけ前に進む」ことを意識していたからです。

話す練習ができなくても、英語の音源を聞き流すだけは行っていました。
どんなに忙しくても、「ゼロにしないこと」が大切です。

ゼロにしてしまうと、「明日からもういいや」となりがちです。
英語学習でもボクシングでも、一日で大きく成長することはありません。
しかし、小さな積み重ねは必ず未来の自分を変えてくれます。


まとめ

私がプロボクサーとして競技を続け、英語講師として多くの方を指導する中で感じたのは、目標を達成する人には目標の立て方に共通点があるということです。

● 目標を具体的にする
● 大きな目標を小さな行動に分ける
● 目標を紙やメモに書いて見える化する
● 目標に向けて日々の行動を記録する

そして、たとえうまく行かなくても、

「ゼロにせずに続けること」

これらは特別な才能ではありません。

誰でも今日から始められる習慣です。

もし今、「なかなか続かない」「思うように成果が出ない」と感じているなら、一度目標の立て方を見直してみてください。

目標が変われば行動が変わります。
そして行動が変われば、結果も少しずつ変わっていきます。

ボクシングもダイエットも、一発逆転はありません。

私自身、ボクシングでも英語学習でも、小さな積み重ねによって目標を達成してきました。
今日の小さな一歩が、数か月後、数年後の大きな成果につながります。
まずは自分なりの目標を立てて、一歩踏み出してみてください。



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