ゴルフの飛距離もアップ?ボクシングと他のスポーツとの共通点や身体の変化について

飛距離もアップ?ボクシングとゴルフの共通点 BOXING CLUBとは

ボクシングで強いパンチを打つための身体の使い方が、ゴルフや野球、陸上競技など、他のスポーツにも活かせている例が多々あります。
また、ボクシングを継続することで、姿勢が自然と改善されてくる可能性もあります。

こちらのコラムでは、ボクシングと他の競技の共通する点や身体の変化について、わかりやすくまとめてみました。

やや専門的な内容にはなりますが、身体への理解を深めるためにも、ぜひ最後まで目を通してみてください。

なおこちらのコラムは、BOXING CLUB石本康隆トレーナーに監修していただきました。

骨盤の位置を確認してみよう!

正しい姿勢や身体の使い方を身につけるには「骨盤の位置」を意識することが必要です。
骨盤の位置は傾き方によって「前傾」と「後傾」の2つの種類に分けられます。
※実際には他の傾き方もありますが、分かりやすいよう単純化して考えています。

姿勢を横から見た際、骨盤が前側に傾いている状態が「前傾」、後方に傾いている状態が「後傾」です。

簡単に骨盤の前傾・後傾を実感できる方法があります。
背もたれのある椅子に座ってみてください。
浅く腰掛け背中が伸びている時が「前傾」で、背もたれにダランと寄りかかっている時が「後傾」の状態です。

また、スクワットなどしゃがんだ際、膝がつま先より前に出るような身体の使い方は、骨盤が後傾している状態になります。

骨盤の位置からみる理想的なフォームについて

運動時には、骨盤が軽く「前傾」していることが理想です。
「腰の入った状態」といえば分かりやすいでしょうか。

反対に骨盤が後傾していると、運動のパフォーマンスが落ちるばかりか、身体への負担を強めてしまう可能性があります。

ボクシングをはじめとした運動時の正しい身体の使い方、フォームをこちらで詳しく解説していきます。

ボクシングで強いパンチを打つ方法

パンチを打つ際、つま先が膝より前に出ず、お尻が軽く上がっている状態が理想のフォームとなります。

強いパンチを打つためには、股関節の動きを意識して身体を「回転」し、素早く「体重移動」をすることが重要です。
※ 「パワー = スピード × 回転(体重移動)」の式が成り立ちます。

反対に「骨盤後傾」の状態では、股関節の上に上半身が完全に乗ってしまい、股関節の動きに制限がかかってしまいます。
それでは身体がうまく回転せず、パンチのパワーが低下してしまうのです。

また、骨盤後傾では膝が前に出た姿勢となり、膝に強い負担がかかることでケガのリスクを高めるといわれています。

ボクシングの動きは他のスポーツにも当てはまる

例えばゴルフのフォームでも、ボクシングと同様のことがいえます。

一般的にバックスイング(身体を後ろにひねる動作)では右足に体重が乗り、ダウンスイングからフィニッシュにかけては、左足に体重を乗せていくことを意識します。
※右打ちの場合

この一連の動きは、まさにボクシングの右ストレート(右利きの場合)と同じです。
BOXING CLUB会員のMさんは、ボクシングを始めてから元々の趣味であったゴルフのショットの飛距離が格段に伸びたそうです。

会員Mさん
会員Mさん

「”身体の回転”をゴルフでも意識し始めたら飛距離が伸びた。また、ジムで練習中に力を抜いてと言われて、上半身の脱力もできるようになってきた。ボクシングにおける股関節を使う感覚がゴルフと似ている」

とMさんからの感想をいただいております。

その他、ボクシングのトレーニングを通じて

・身体の後ろ側の筋肉、特にお尻の筋肉を使えるようになり、他のスポーツにも活かせている

・身体の回転でテニスのスイングができるようになり、疲れにくくなった

・ランニング時に骨盤の位置を意識したら走る速度が上がった

といった利用者様からのお声をいただいたこともあります。
骨盤の前傾を身につけると、ボクシングに限らず、さまざまなスポーツに応用できることが分かりますよね。

ボクシングで猫背も改善!

「骨盤前傾」により、運動のパフォーマンス向上を狙えるだけではありません。
骨盤が立つと背中がまっすぐと伸びてくるため、猫背の改善も期待できます。

ボクシングのトレーニングでは、腹筋や背筋、足腰など体幹の筋力を鍛えられます。
骨格を支える筋力がつき、身体の安定感が増してくるため、トレーニング前と比較して背中を伸ばした姿勢を楽にキープできるようになるでしょう。

背中がシャキッと伸びた姿勢は「自信がある」「若々しい」など、見た目によい印象を与えますよね。
また、関節や筋肉にかかる負担も軽くなるため、猫背の改善によって「肩こり」「腰痛」「膝の痛み」といった症状の解消・予防に繋がるといわれています。

まとめ

ボクシングのトレーニングによって強いパンチを打てるようになるだけではなく、他のスポーツにも通ずる「正しい身体の使い方」も習得できる可能性があります。

運動不足を感じている方はもちろんのこと、現在他のスポーツをされている方も、ボクシングを通じて、自身の身体の使い方について見直してみるのも良いかもしれませんね。
BOXING CLUBのトレーナーは、元プロボクサーやアマチュアボクサーが勤めております。
専門家がゼロからフォームを教えますので、ボクシングが初めてという方もぜひお気軽にお問い合わせください。

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